日本国憲法 第2章 戦争の放棄[戦争の放棄、戦力の不保持、交戦権の否認]
第9条
1 日本国民は正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使
は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
【申し合わせ内容】2004年10月29日確認
名称及び構成
(1)名称は「憲法改悪反対・神奈川県共同センター」(略称 県共同センター)とする
(2)共同センターは、センターの目的を支持し賛同する団体によって構成する
1、目的
「9条の会」の呼びかけに賛同するとともに、「憲法改悪を許さない運動」を全県各地の草の根から発展させる。
そのため
(1)職場、地域、団体、学園など、草の根からの運動を激励する。
(2)さまざまな情報の提供と、各団体・地域の取り組みの交流をはかる。
(3)必要に応じ、宣伝行動やゆるやかな行動を呼びかける。
2、体制
《役員体制》(選出組織)
・代表委員
憲法会議、神奈川労連、神商連、県民医連、新日本婦人の会、原水協、県高齢期運動連絡会、民青県委員会、農民連、自由法曹団神奈川支部
・事務局長
神奈川労連
・事務局次長
神奈川労連、新日本婦人の会、神商連、民医連、安保廃棄統一促進会議、民青県委員会、神奈川革新懇、共産党県委員会、自由法曹団神奈川支部、建設労連
【憲法改悪共同センター発足にあたってのアピール】
全県の仲間のみなさん、憲法を改悪する危険な動きが強まっています。憲法を変える狙いの中心は憲法9条であり、アメリカともに「海外で戦争する国」に日本を変えることにあります。
5千万人を超える尊い人命を奪った第二次世界大戦。自ら始めた侵略戦争に多大な責任を負った日本は、この戦争の当事者として「国際紛争の解決のために武力を使うべきではない」という教訓を導き出しました。戦争放棄と戦力を持たないことを規定した第九条を含む日本国憲法を制定し、この理想を実現しようと決心しました。いま、憲法九条の精神こそ、これからの人類社会の目指す方向であることが鮮明になってきています。
日本の良心を代表する9氏が「9条の会」を発足させ、憲法を守ろうと広範な共同を呼びかけ、賛同が大きく広がっています。
日本と子どもたちの未来のために、そして世界の平和に対する21世紀に生きる国民の責任として今、一人ひとりが行動に立ち上がることが求められています。
私たちが住み働く神奈川県は、大企業が集中し、米軍基地が我が物顔をして、憲法がないがしろにされています。
全県の地域、職場、学園から「憲法守れ」の草の根の共同のうねりを急速に強めるため、本日、「憲法改悪反対神奈川県共同センター」を発足させました。11月3日憲法発布の日に「陸海空の大宣伝」、12月8日、9日に「憲法守れ」の全県総行動を成功させましょう。
私たちは、全県の仲間のみなさんの奮闘で「憲法守れ」の取り組みを大きく広げることを、心より呼びかけます。
(憲法改悪反対・神奈川県共同センター結成総会 2004年10月29日・県民サンポートセンター 46団体、112人参加)